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ワールドニュース:注目の記事

The New York Times, Huffington Post, Bloomberg, Al Jazeera, BBC, The Japan Times...などの注目記事を邦訳

ブロックチェーンが「流動体民主主義」を世界に広める。

2017/4/6 from The Cointelegraph 

Blockchain Voting May Lead to Liquid Democracy Globally in 20 Years

(タイトル直訳:ブロックチェーンによる投票システムは20年以内に「流動体民主主義」を世界的に牽引するかもしれない)

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民主主義は「地域における全人口もしくは全ての適格者、典型的には選挙により選ばれた代表者たち、により統治を行うシステム」と定義される。それゆえに、代表者を選ぶ選挙は人類の存在にとって非常に重要なものとなっている。

 

現在の仕組みの弱点

 

現在の選挙の過程における弱点として権力闘争が指摘されている。現行の選挙制度は、不合理で非合法であると激しい抗議に晒されている。

 

ブロックチェーンと変更不能データ技術(イミュータブルデータ技術)の出現により、投票システムを信頼でき*、透明性があり、改ざんされないものにするようなイノベーションが起きている。

*(訳者注:原文ではtrustless 「信頼出来ない」となっているが、前後の文脈から、trustiness「信頼に価する」の間違いであると考える。)

 

しかし、どんなに完璧なシステムが現れようとも、そこには必ず問題がある。

 

人間の性

 

この意見はブロックチェーンのエキスパートである、Daniel Maloney氏が表明したものだ。彼は今回の取材で、将来ブロックチェーンによる投票システムが広く受け入れられることに関しては楽観的であるとしつつ、このイノベーションに対する主な障害は人間であろうと指摘した。

 

Maloney氏は「人々はどんな投票システムに対しても、仮にそれが完璧なものであったとしても、不信感を持つだろう。事実ではなく認知バイアスに基づいた陰謀論や誤った情報に踊らされるのは、人間の性(さが)なんだ。」と述べた。

 

流動体民主主義 (Liquid Democracy)

 

ビットコイン・ブロックチェーンの専門家である、Bjorn Bjercke氏は最終的にブロックチェーンが投票システムへ導入されることは、避けられない現象であると考えている。Bjercke氏は"America's got talent"や"Idol"(アメリカの公開オーディション番組)といった規模の小さな環境から、投票システムへのブロックチェーン導入は徐々に実施されていくだろうと予想する。また、同氏は現在ノルウェーで最も大きなテレビ放送局の一つと、投票システムへのブロックチェーン導入というコンセプトを実証するために動いていると公表した。

 

「政府は動きが遅い。ブロックチェーンは、今日の我々が採用している間接民主主義を支える選挙への実証がなされるよりも前に、もっと広い用途に使用され受け入れられる必要があると思う。しかし、ここに新たな展開が待っている。システムを変えられるということは、社会を変えられるということなんだ。今から20〜30年後には、人類は流動体民主主義を体験していると思う。ブロックチェーンを使えば、関心の高い問題に対して票を投じ、関心の低い問題に関しては票を手放すということが可能になる。これによって、直接民主主義と間接民主主義のハイブリッド、いわゆる流動体民主主義を実現出来る。

 

Bjercke氏*は技術面はすでに完成しており、残る障害は受け入れ体制と時間の問題であると付け加えた。

*(訳者注:原文では発言者の名前が"Blercke"となっているが、前後の文脈から、"Bjercke”氏の発言であると考える。)

 

同氏はさらに、政府の準備が整う頃には、新たなシステムはさらに進化しており、現在の姿とは見た目が異なる可能性があるが、コンセプトはとても似通っているだろうと述べ、「Bitnation」「Ouishare」「The 2030 initiatives」がブロックチェーンを利用した投票システムに関するイノベーティブな循環の参加者であると特定した。

 

投票システムのイノベーション

 

ブロックチェーンを利用した投票システムの例として、効率的なマイニングを可能にし、dApp開発者がより強力なアプリとイノベーションを産み出すことを可能にするようデザインされた分散型アプリケーションプラットフォーム・VoteLockがある。

 

Christopher Franko氏はその頭脳で「The Expense Project」「FrankoCoin」「Borderless Charities, Int.」そして「Borderless Tech」を支えている。

 

Franko氏は「Collision主催の"Alpha Program"に参加したことで、VoteLockを世界的な舞台で披露することができたよ。VoteLockには世界中の選挙の未来を変える力がある。"PITCH"はCollision主催のスタートアップコンテストで、108の世界を牽引するスタートアップが集まって、成果を競い合うんだ。」と述べた。

 

同氏の会社によると、VoteLockは「開かれた民主主義」のための、透明性があり改ざんされない投票所であり、選挙を行う際に、ブロックチェーン上で投票し、得票を改ざん不可の状態で永久に保存することを可能にする選挙システムである。

 

Collusion 2017

 

Franko氏はアメリカで最も早く成長しているテクノロジー関連のカンファレンスであるCollision 2017で注目を集めるだろう。100カ国以上から2万人以上の参加者が集まり、Web Summitを支えるチームにより運営される今年のイベントは、5月2〜4日にニューオーリンズで開催される。

 

元記事→

cointelegraph.com